ドイツ・ベルリンで罰金を払った出来事

2019年9月2日

楽しい旅行の途中でかなりショックな出来事が起こってしまいました。ベルリン観光を終え、夕方の飛行機でミュンヘンへ移動するためにベルリン市内から空港へ向かうバスの中でそれは起きました。

私服警官(?)にバスを降りろと言われる

空港へ向かう途中、とあるバス停で停まった時、前方と後方の入り口から2人の私服の男性が乗り込んできました。そして何かドイツ語で言いました。ドイツ語は分からなかったのでそのまま静観していたら一番前に座っていた女性にチケットを見せるようにいいました。ですが女性は英語で「運転手が売らなかったからチケット持ってない!」と言うと、私服警官の男性は「じゃあそのままそこに座っていて」と言って次に私達の席にやってきました。チケットは一日フリーパスを購入していたのでそれをそのまま見せるとドイツ語で何か言ったので「何?」と英語で言うと「Where are you from ?(どこから来たのか?)」ど言われたので「日本」と答えました。この時一緒に旅をしていた友人が「それってどのバス停から乗ったのかって意味じゃないの?」と言われましたが私服警官は構わず「このバス停で降りろ」と高圧的な態度で指示してきました。「ちゃんとチケット買ったよ」といいましたが「説明するからとりあえず降りろ」と言われ友人と2人でバスを降りました。私達と私服警官2人(もう1人は後方でチケットチェックをしていた)が降りるとバスは出発してしまいました。この時点で飛行機の時間がギリギリだった私達は焦っていました。

バスを降ろされた理由→乗車券を打刻し忘れていたから

バスを降りてまずパスポートを見せろと言われ見せました。「チケットは今日買ったものだし、クレジットカードで払ったからそのレシートもある。」と言いましたが私服警官は「ダメだ、打刻してないだろう?」と言い「罰金1人60ユーロ(約7,500円)払え。」と言いました!かなり高圧的な態度でしたが納得できず抗議しました。「そんな打刻しなきゃいけないって知らなかったし、運転手も乗った時言わなかったよ」と言うと「悪いがその言い訳はここでは通じない。決まりだから罰金払え。」と、そしてさらに「もし60ユーロ払いたくないならオプションがもう1つある。」と言って説明しだしたのですが相手も英語が母国語でないし、私も時間がなくて焦っているしでうまく理解できず・・・友人も英語の聞き取りは私よりできたのですが、おそらく「罰金払わないなら警察に行く→警察で私達の身元を確認する→でも最終的に罰金は払う??」みたいな感じだったので、もう時間もないし、結局罰金払うなら今のうち払ってさっさと空港に行きたかったので「この場で60ユーロ払う!」と言ってしまいました。「手持ちの現金が少ないからカードで払いたい」と言ったら「現金しかダメ」と。実は私達はヨーロッパはキャッシュレス化が進んでいると聞いていたのでユーロにあまり換金していなかったのです。ですが前日に滞在していたケルンでクレジットカードが使えないお店ばかりで予想以上にユーロを使ってしまっていました。この日のベルリン滞在でも現金を使っていたのでさすがに全く現金を持っていないと不安なのでこのバスに乗る前に2万円(約160ユーロ)程換金していましたが2人で120ユーロ罰金を払ったのでまた現金が無くなってしまいました(笑)

罰金を払うとレシートのような紙をくれ、「これ保管しとかなきゃいけないわけ?」と聞くと「いや、保管しなくていい。ただ次にバスに乗ったら、バスの中に機械があるからそこでチケットを入れて打刻しろ」と言われました。そして去り際に「良い一日を。」と言って去って言ったんですよ!お前が言うな!!って心の中で叫びました。日本語で文句の1つでも言いたかったのですが、さらに面倒な事になると嫌でしたので我慢しました。罰金払った証拠の紙は、悔しくて即効捨てましたけどね(笑)

そして飛行機に乗り遅れる・・・

私服警官と30分くらいやりあった結果、次のバスに乗って空港に着いたのはチェックイン締切時刻を過ぎ、フライト時刻の20分前…。スーツケースも預けなければいけず、飛行機に乗れるのは絶望的だったのですが藁にもすがる思いでカウンターへ。かなり焦っていてカウンターの前で私はスーツケースを倒し転んでしまいました(笑)それを見て航空会社のスタッフが「だ、大丈夫?カウンターは開いてるから落ち着いて。」と言ってくれたのですが「あの…私達時間に遅れたみたいで…」と私が言うと「何時のフライトなの?」と聞かれ時間を言うと「あーそうだね、遅すぎたね!」とバッサリ(笑)どうしたらいいか聞くと「後ろにあるうちの予約カウンターで相談して。」と言われ幸いにも次の便がまだあったので予約を変更してもらいました。飛行機に乗り遅れるなんて人生初めてです!しかも海外で。罰金を払うこと自体も人生初めてでしたが…。罰金の60ユーロとフライトの予約の変更料金とかなり痛い出費でした。

ドイツで交通機関に乗る時は

ドイツは駅に改札口が無いのでチケットを購入したら券売機の隣やホームにある打刻機にチケットを入れて打刻します。バスやメトロの中にも同じような機械があります。この打刻をせずに乗ってしまうとチケットを持っていても無賃乗車やキセルと同じ扱いになり罰金60ユーロを払わなくてはいけません。チェックする人に遭遇しなければいいのかもしれませんが、わざわざチケットを買ったなら打刻は必ずしましょう。

最後に

いきなりバスに乗ってきた男性は私服警官を思っていたのですが、警官ではなく民間の検札官のようです。しかも彼らの給料は出来高制らしく「絶対払わせる!」と言った態度も納得ですね。しかしチケット持っていなかった女性は見逃されてチケット持っていた私達が罰金を払わせられたのは今だに納得できませんが…

後日ドイツに30年以上滞在している女性と話をする機会があり、「罰金をその場で払わない場合のもう1つのオプション」について聞いてみましたが、その人もそのようなオプションがあるのは知らなかったらしく、「ドイツはなんでも裁判に持っていきたがるから払わなければもっと面倒な事になってたんじゃないですかね。」と言うことでした。みなさんもドイツで交通機関に乗る場合は必ず打刻を忘れないようにしてください。